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  残響時間とは、部屋の響きを示すもので、室内に一定の強さの音を出し、定常状態にしてから音を止めて、室内の音の平均エネルギー密度が1/100万に下がるまで(音の強さのレベルが60dB減衰するまで)に要する時間です。ホールやスタジオなどでは、最適と思われる残響時間があり、目標値を設定し設計されています。
 体育館・ロビーなどでは、設計時に残響時間の設計をおこなっていないところが多く、響きすぎて人の声が聞き取りずらい、拡声装置の明瞭度が悪いなどの問題がおき、後から吸音工事をおこなっています。その対策を検討する場合や、改修で吸音工事施工後の性能確認をおこなう場合など、残響時間の測定が必要となります。AGKでは、迅速な測定、分析、報告書の作成で、お客様の信頼を得ております。また、測定のみならず対策などが必要となる場合も、迅速、適確なアドバイス、コンサルタント、吸音・防音の設計・施工へとお客様のニーズにあったフォローをさせて頂きます。

1. 残響時間測定方法

 測定する室内でスピーカよりピンクノーイズを発生させ、定常状態にして音を止め、その減衰音を記録し、60dB減衰するまでに要する時間を算出します。音源位置は、出来るだけ部屋に音が拡散するようにセットし、受音点は、3〜5点の平均値とします。

2. 残響時間の評価

  下記グラフに部屋の使用目的及び大きさ(容積)による最適残響時間を示しました。

最適残響時間


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