営業品目>防振工事・浮床工事>シロマーブロック

シロマーブロック

 シロマーブロックは、株式会社カネカの高性能な弾性ポリスチレンフォームに、世界各国の鉄道や建築分野で実績のあるゲッツナー社のポリウレタン防振材(シロマー)を組み合わせた、グラスウール・防振ゴムの浮床工法に替わる画期的な床防振システムです。耐水性に優れているため、ホテルの厨房、ジャグジーや、機械式立体駐車場設備、屋上公園などから、音楽スタジオ、シネコン、ライブハウス、ピアノ室、ドラム室、ダンススタジオなどの音響施設まで幅広い用途でお使い頂いております。

● シロマーブロックの特徴

   ●低い固有振動数(f0=12〜20Hz、650Kg/u)
   ●高性能な床衝撃音特性
   ●耐クリープ性能
   ●25mm厚の省スペース性
   ●水対策不要で施工性が良い
   ●コストパフォーマンス
   ●簡単施工で工期短縮
   ●きめ細かな耐荷重設計(200〜4600Kg/u)


 シロマー・シロディンの種類を変更することにより、幅広い荷重範囲に対して安心してご使用いただけます。
上部にかかる荷重と、使用目的をご指定いただければ、防振設計及びお見積させていただきます。


品名 荷重kg/u 最大荷重kg/u タイプ
 KGR-190 〜190 190 シロマー  
 KGR-400 190〜400 400 シロマー  
 KGR-550 400〜550 550 シロマー  
 KGR-750 550〜750 750 シロマー  
 KGR-1000 750〜1000 1,000 シロマー  
 KGR-1500 1000〜1500 1,500 シロマー  
 KGR-2400 1500〜2400 2,400 シロディン  
 KGR-4200 2400〜4200 4,200 シロディン  

 シロマー・シロディンは、荷重により品名が異なります。それぞれ、カラフルな色をつけることで、防振施工現場で間違えがないようにしています。 また、上記荷重以外の場合や、固有振動数をもっと低く設定したい場合は、別途ご相談ください。

● シロマーブロック防振浮床施工方法

防振材 シロマーブロック施工方法


 立ち上がり材をセットし、シロマーブロックを敷き込みます。後はポリフィルムとガムテープでノロ対策をするだけです。耐水性がある為、水対策は不要です。床からの配管パイプ等は、パイプスペースとして囲ってしまうか、パイプ廻りをコンクリートに接触しないようにグラスウール保温筒や弾性ポリスチレンフォームなどを巻きその上に防水対策をして処理してください。

● シロマーブロック施工例

  • 防振材 シロマーブロック施工例-1
  • 防振材 シロマーブロック施工例-2

    東京ミッドタウンコナミスタジオ(大成建設)

● シロマーブロック床衝撃音性能

シロマーブロック防振性能

   
他仕様との性能比較表 (コンクリートスラブ200mm + 浮床コンクリート150mm)
浮床材料 厚さ 床衝撃音性能 耐クリープ性 耐水性
重量 軽量
 グラスウールシロマーダンパー  12.5mm L-35 L-35 ×
 シロマーブロック 25mm L-35 L-30
   * コンクリートは普通コンクリート(ρ=2400kg/u)
 * 構造体、スラブ面積、室内吸音力などにより変動します。
 ● グラスウールシロマーダンパーは、グラスウール25mmの1/2の厚さで同等の性能が得られる。
 ● グラスウールシロマーダンパー・シロマーブロックは耐クリープ性に優れている。
 ● シロマーブロックは、耐水性に優れ、軽量衝撃音でグラスウールより性能が高い。

● 用 途

音響関連施設

スタジオ・シネマコンプレックス(シネコン)ライブハウス・劇場・ホール・防音室等の浮床

集合住宅

ルーフバルコニー・共用廊下・ユニットバス・ピアノ室・ドラム室・電気室・ポンプ室・機械式立体駐車場設備等の浮床

複合施設

プール・ジャグジー・フィットネスクラブ・ダンススタジオ・ダンスホール・ボーリング場・球技施設の浮床・屋上庭園・厨房・設備機械室等の浮床